炎天下の40分、最高のセットを届ける
9月27日から恵比寿・リキッドルームを皮切りに、全国20ヶ所を巡る<Twilight Tour 2019>を控えている藤原さくらが、9月8日、<JIN ROCK FESTIVAL in KAMO 2019>に出演した。
今年、3年ぶりに出演したフジロックは豪雨だったが、それ以来となる新潟でのライヴはあの日とは真逆の晴天。最高気温36℃、ステージに強い日差しが降り注ぐ中でのライヴとなった。
サウンドチェックでは藤原本人がステージに登場。既に定番となった”500マイル”を演奏し、そのまま本番がスタートした。昨年発表されたEP『Red』から”Lovely Night”、初期作”My Heartthrob”に続き、ザ・ビートルズのカヴァー曲”Blackbird”を歌い上げた。曲が終わるたびに観客に「暑くないですか?大丈夫ですか?」と心配の声をかける藤原。そんな彼女もタオルで汗を拭いながら炎天下の中で演奏を披露した。
それにしても“500マイルも離れて”(*)をはじめ、数々のアーティストの曲をカヴァーしている藤原だが、それらを聴くたびに、もともと彼女本人の歌であるかのように聴こえてくるから不思議だ。
*原曲はアメリカのフォークグループ、ピーター・ポール&マリーの”500miles”。日本語詞は、忌野清志郎が手掛けている。
ライヴ中盤、藤原の前に出演していたKan Sanoが飛び入り参加した。「急遽、一緒にやることになりました」と説明したが、二人の息はぴったりだ。それもそのはず、Kan Sanoは藤原の過去のツアーに参加し、キーボードを弾いている。優しいキーボードの音色とアコースティック・ギターの音が混ざり、観客もその心地よい音に身を委ねていた。”Walking on the clouds”、”BABY”、そしてヒット曲”Soup”で会場を沸かせ、Kan Sanoはステージをあとにした。
その後、再び弾き語りに戻り、夏の終わりを感じる”赤”、ノラ・ジョーンズのカヴァー曲”Shoot the Moon”、ライヴ最後の定番になりつつある”bye bye”を歌い、この日のライヴが終了した。カヴァー曲をはじめ、新旧織り交ぜたセットリスト。ファンにはたまらない40分となったはずだ。
藤原さくらはこのあと、<New Acoustic Camp>に出演。その後、冒頭に記した全国ツアー<Twilight Tour 2019>がスタートする。会場はどれも観客との距離も近いライヴハウスである。一体どんなバンド編成で姿を見せるのか、どんな曲を用意して観客を魅了するのか気になるところだ。
藤原さくら Twilight Tour 2019 公演スケジュール
https://www.fujiwarasakura.com/news/#n428
東京・LIQUIDROOM
2019年9月27日(金)
広島・広島クラブクアトロ
2019年10月5日(土)
香川・高松MONSTER
2019年10月6日(日)
沖縄・桜坂セントラル
2019年10月13日(日)
栃木・HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2
2019年10月19日(土)
埼玉・HEAVEN’S ROCK Kumagaya VJ-1
2019年10月20日(日)
愛知・ボトムライン
2019年10月25日(金)
静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
2019年10月26日(土)
北海道・KRAPS HALL
2019年11月8日(金)
岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE
2019年11月10日(日)
京都・京都磔磔
2019年11月23日(土・祝)
大阪・Music Club JANUS
2019年11月24日(日)
石川・金沢EIGHT HALL
2019年11月30日(土)
長野・松本Sound Hall a.C
2019年12月1日(日)
神奈川・F.A.D YOKOHAMA
2019年12月7日(土)
兵庫・神戸VARIT.
2019年12月12日(木)
熊本・熊本Django
2019年12月14日(土)
福岡・FUKUOKA BEAT STATION
2019年12月15日(日)
宮城・仙台darwin
2019年12月20日(金)
福島・郡山HIPSHOT JAPAN
2019年12月21日(土)
Kan Sano 公演スケジュール
茨城・結い市
2019年10月14日(月祝)
健田須賀神社 他市内各所
台湾・台北市
2019年10月20日(日)
The Wall Live House
大阪・GROOVYROOMS 2019
2019年11月10日(日)Open 12:30 / Start 13:00
大阪Zeela、BananaHallなど 5会場