順風満帆、リリースパーティー開催!
福岡を拠点にして2024年に結成されたバンド、爛漫天国。今年、人気サーキットイベント『見放題東京』にも出演が決定するなど、グッドメロディで頭角を現しつつある彼ら。2026年2月25日に1stミニアルバム『日々、折り返すごとに』をリリースし、翌26日に福岡のpublic space四次元にて開催された自主企画『純風爛漫』はソールドアウト!大盛況となった当日のライブの様子をレポートする。
盟友のザ・ダービーズ、BIG MOUSE GLORY、Pixie Monsterからのエールを受け取り、この日最後に登場した爛漫天国。全員の拳を合わせてからライブに臨んだ。
「楽しいね!ラスト、全部かっさらって帰ります!」とモモノマナト(Vo / Gt)が宣言し、1曲目には“風化した街”。爛漫天国のルーツであるフォークソングを存分に味わうことのできる名曲である。個人の心情を歌う朴訥とした語り口でしっかりと歌を聴かせた。この曲は決してBPMが速いわけではないが、泣きのメロディラインに拳を高く突き上げる観客の姿が見られた。
2曲目には“死ぬまでポップに”。miyamo(Gt)の、ファニーなギターフレーズのループが心をふっと緩ませる。曲の途中にはお囃子のように観客の手拍子が挟まり、一体感を生み出した。ゆるやかな祝祭のムードから一転、爆音で疾走するオルタナ感満載のイントロの“ワルツ”へ。ギターソロでmiyamoが前に出ると、ビートに合わせて観客は縦ノリで応えた。アウトロでは体全体を使ってのドラミングを見せる清大納言(Dr)。マナトがドラムに向き合って掻き鳴らすプレイが印象的であった。
「初の自主企画なんですよね!全部のバンドめっちゃ良かったでしょ!僕らがかっこいいと思うバンドしか呼んでないんで!僕らのイベントなので最後ぶち上げて帰ろうと思います!ノンストップでよろしく!」と、“春”をドロップ。間奏ではワン・ツー!とカウントを入れてからの、ガレージロック調の衝動を音にするプレイに心を掴まれた。サポートメンバーの魅惑(Ba)が熱量を上げていく。
勢いそのままに、“思い通りに”を演奏。高揚感あふれるビートとは裏腹に、歌詞には一抹の侘しさが同居する。一介の生活者としての感傷を歌にして、ままならない日々をポップに昇華するモモノ。<綺麗な荒地へ向かっていく>という、矛盾を孕んだ歌詞のフックを足掛かりにしてサビになだれ込み、客席にマイクスタンドを向けてラララと大合唱し、手拍子で盛り上がるハイライトとなった。
次に“憎たらしいくらいのこの日々に”、そして最後には“天使”。この日出演した対バンのメンバーもステージに上がっての大団円。客は会場の低い天井の照明にぶら下がったりダイブしたりと、自由に遊び尽くした。
アンコールでは、6月にワンマンツアーをここ四次元ですることや福岡のライブサーキットイベント『TENJIN ONTAQ』への出演の告知を挟み、“月の話”、そして新曲“おまじない”。爛漫天国らしい、飾らない歌詞で素直な曲であった。
モモノは高校生の頃から弾き語りをやっており、それがルーツであることを色濃く匂わせるパーカッシブなアタック感、アクセントになる軽快なアップピッキングを併せ持つ。歌をジャストのタイミングからほんの少し遅らせるモモノのレイドバックが独特で、それが爛漫天国の間合いであり、心地よさを生むベースになっていると感じた。
日々、それは何だか生き急ぐ毎日。生活との追いかけっこは続く。思い通りにならない日々に負け越す日が続いたとしても、爛漫天国の歌を口ずさみながらやり過ごしていきたい。
<セットリスト>
1.風化した街
2.死ぬまでポップに
3.ワルツ
4.春
5.思い通りに
6.憎たらしいくらいのこの日々に
7.天使
En.
1.月の話
2.おまじない
爛漫天国 1st mini Album「日々、折り返すごとに」Release Tour『台風春遊』

5/20(水)心斎橋Live House Pangea(対バンあり)
5/31(日)下北沢THREE(対バンあり)
6/20(土)福岡・Public Space四次元(ツアーファイナル・ワンマン)
爛漫天国「日々、折り返すごとに」Release Tour 台風春遊 福岡編ワンマンライブのチケット情報 – イープラス