新世代のロック・デュオ、グラストに登場
デビューからたった数年でスターダムを駆けあがった感のあるロイヤル・ブラッドがピラミッド・ステージに登場した。
マイク・カー(Vo/Ba)のベースから放たれるリフは積み上げられたアンプを介して物凄い音圧で放たれ、着けている耳栓が揺れるほど。どの曲も基本的にシンプルなリフとキャッチーなメロディで構成されたこれぞスタジアム・ロックといった曲が並び、全曲もれなく大合唱が起こっていた。これだけ分かりやすくロックしてくれたら、じっとしているほうが無理だ。そしてなにより、これだけ力強い演奏をたった二人でやりきってしまう事に驚く。鳴っている音は本当にベースとドラムと声だけなのに。マイク・カーのベースは上2本の弦がギター弦だとか、ベース・アンプとギター・アンプを同時に使用してたりと機材面での工夫もあるんだろうけど、そもそも二人の阿吽の呼吸があるからこそ生まれるグルーヴなんだと感じた。
表情も余裕たっぷりといった感じで、ピラミッド・ステージがよく似合っていた。
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