心強さを交わし合う
eastern youth のツアー「単独公演 2022 春」。4月16日の渋谷クラブクアトロでのワンマンライブに続く2公演目となる、岡山・YEBISU YA PROでのライブが4月23日に開催された。
2021年5月に予定されていた名古屋、大阪での公演が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、地方でのワンマンライブは2020年11月の梅田クラブクアトロ以来、1年5ヶ月ぶり。観客はスタンディングでキャパ450人ほどのフロアに、お互いが触れ合わない程度の間隔を取りながら静かにメンバー3人が放つ轟音を受け止めていた。
ベーシストの村岡ゆかの地元とあって、ライブ中盤には吉野寿（Gt/Vo）が「村岡さんの本拠地です」と言うと、フロアから温かい拍手が沸き起こった。アンコール演奏前には村岡も岡山の観客へ「住んでいる土地に甘える気はないんですけれど、やっぱり心強いもので、これからも見守っていてください」と語った。吉野にデス声で「モア〜」（もっと喋って）と言われて「ひさしぶりに岡山でライブができて嬉しいです」「これからも一生懸命がんばります」と困惑しつつ笑顔で付け足すやりとりも微笑ましかった。2018年11月の岡山でのライブ以降、最新アルバム『2020』のリリースを経て、ライブの開催に制限のある状況下でも変わらず前進を続けるバンドの姿を確認することができて、岡山の観客も心強かったことだろう。
本日、4月24日は京都・磔磔でライブが行われる。26日（火）には梅田クラブクアトロで開催される”UMEDA CLUB QUATTRO 10th Anniversary”でTHA BLUE HERBと共演する。いずれもチケットはソールドアウトしている。29日（祝）には宮城県で開催されるARABAKI ROCK FEST.22に出演する予定である。
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