Liam Gallagher | Glastonbury Festival 2017 | 2017.06.24

帰ってきたロック・スター

会場の奥の奥までびっしりと人で埋まり超満員のアザー・ステージはライヴ前から発煙筒が焚かれオアシスの曲を合唱する人たちであふれて、異様な熱気に包まれていた。

リアムが登場するとそれだけで悲鳴にも似た大歓声が起きる。みんな、この時を待っていたのだ。「ロックンロール・スター」からスタートしたライヴは当然のように全員で歌いっぱなし。2曲目の「モーニング・グローリー」でも、この国の人は全員オアシスの曲を歌えるんじゃないか?と思えるほどの大大大合唱。グラストはどのライヴでも必ずと言っていいほど合唱が起こっていたけど、僕が見た限りではリアムが最後にアカペラで歌った「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」が一番大きな大合唱だった。一番後方のベンチに立って辺りを見渡すと、ライヴを観ている人はもちろん通りがかった人から売店のスタッフまで、その場にいた全員がリアムの方を向いて歌っていた。

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Text by Masahiro Saito
Photo by Masahiro Saito