九州ロッカーズ | 天幕渋さ大芸術祭 | 2019.10.06

渋さ30周年、『オメオメ』

福岡市の中心街・天神からほど近く、平日でも多くのランナーが汗を流す大濠公園に隣接した舞鶴公園。普段は何もないその広場に突如あらわれた天幕小屋で、渋さ知らズオーケストラ30周年の祝祭が行われた。そのステージへ最初に立ったのは、地元・福岡を中心に活動する九州ロッカーズ!民謡からクスッと笑える内容の歌詞も、レゲエやダブ、ソウルへと昇華させていくスタイルでどこか中毒性がある。サンセットライブをはじめ、様々なイベントに引っ張りだこの注目バンドだ。

ステージにメンバーが現れると、音を出す前に会場の飲食店舗からメンバーへの振る舞いテキーラ!このあたりが、地元での愛されっぷりをうかがわせる。1杯ひっかけてのからの1曲目”オメオメ”は祝いの歌で、渋さ結成30周年を祝福した。3曲目”五平太ばやし”は、福岡県北九州市若松(シーナ&ロケッツのシーナを生んだ街!)の郷土芸能をダブ調にした、日本人なら誰もが心地いいアレンジ。そして最後には、もはやスカの定番とも言える”りんご追分”を披露し、トップバッターとして会場を温めるどころか完全燃焼させてみせた。

<SET LIST>
01.オメオメ
02.茶碗蒸し
03.五平太ばやし
04.幸せハッピー
05.踊ろうぜ!!
06.りんご追分

Text by Toru Suguta
Photo by Toru Suguta