想いのこもった企画に登場
11月10日、eastern youthがSPARTA LOCALS主催の2マンライヴ、「TWO BEAT」に出演した。SPARTA LOCALSとの共演は2008年の「極東最前線」以来、11年ぶり。「TWO BEAT」は「極東最前線」やfOUL主催の「砂上の楼閣」に影響されているとSPARTA LOCALSの安部コウセイ(Gt/Vo)がインタビューで語っている。(https://www.excite.co.jp/news/article/Rooftop_29296/)そんな想いのこもった企画にeastern youthが登場する胸熱展開を見届けようと、ロフトのフロアを双方のファンが埋め尽くしていた。
1曲目は”ソンゲントジユウ”から始まり、”夜明けの歌”、”街の底”がクライマックスにくる、これぞeastern youthと言える王道感のある流れだった。そのなかに”ズッコケ問答”、”徒手空拳”、”浮き雲”、”素晴らしい世界”など、9月28日に開催された日比谷野外音楽堂のワンマンライブで演奏されなかった代表曲、人気曲が光る。イントロが始まるたびにどよめきに似た歓声が沸き、曲目が進むごとにフロアからのシンガロングの声も大きくなっていく。ラストの”街の底”は最高の盛り上がりを見せた。
MCでは前日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」や、来年の東京五輪の話題が出た。基準値を超える大腸菌が検出された、東京五輪のトライアスロンの水泳会場の水質について「要するにうんこ水ですよね。そこに超素晴らしいアスリートのみなさんを漬けるんですか?」と問いかける吉野に苦笑する観客。札幌へのマラソンの開催地変更についても、「(札幌は)夏になったらマラソンするんじゃねえよ。あそこはビアガーデンやるところだ」と語って”時計台の鐘”の重厚なイントロが始まり、フロアから歓声が返ってくる場面もハイライトとなった。MCで時事問題を話題にしても堅苦しさを感じさせないどころか、3人の集中力が地下の空間にビシバシと漲る、気迫満点の演奏とのメリハリを生み出していた。
12月8日(日)に渋谷クラブクアトロで開催される、年末恒例の「極東最前線」への期待がますます高まるような、充実した60分間だった。12月14日(土)、同じ新宿ロフトで開催される「radioDTM”10th Anniversary”」(w/ 折坂悠太(合奏)、Have A Nice Day!)にeastern youthが出演する旨も発表された。
<SET LIST>
01.ソンゲントジユウ
02.明けない夜はないのだ
03.ズッコケ問答
04.徒手空拳
05.雨曝しなら濡れるがいいさ
06.浮き雲
07.素晴らしい世界
08.時計台の鐘
09.夜明けの歌
10.街の底
<極東最前線 〜にゅーでいらいじんぐ2019〜 >
2019年 12月8日(日) 渋谷クラブクアトロ
GUEST: NITRODAY
開場 17:00 / 開演 18:00
前売:¥4,000円(前売/ドリンク代別)
詳細:https://smash-jpn.com/live/?id=3261
一般発売:10/19(土)
チケットぴあ(P:163-986)/ ローソンチケット(L:73487)/
e+(Pre:10/12-14・QUATTRO Web:10/12-14)/ 岩盤(ganban.net)/ 会場
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