数曲を演奏した後、開口一番「本日はお集まりいただきましてありがとうございます。我々はeastern youthと申します。結成何年目かなんて、聞かないで」と、吉野寿（Gt/ Vo）が挨拶。すかさず「書いてある」とフロアからツッコミが入るあたりが、さすが大阪。田森篤哉（Dr）のバスドラムに「イースタンユース 30th」と示されているのを、観客が見逃すはずがないのだった。eastern youthのバンド結成30周年を記念する全国ツアー『極東最前線/巡業 ～石の上にも三十年～』も、終盤のクライマックスに突入。この梅田クラブクアトロ以降は、会場の規模も大きくなる。
大阪でのライブはいつもそうだが、この日はフロアの反応がよく、声援がたくさん飛んでいた。MCの流れで吉野と村岡ゆか（Ba）がヲタ芸のロマンスの動きをしたり（かなりレアでは！）、田森が声援に手を挙げて応える場面もあり、フロアは笑いと拍手に包まれた。
ツアーは9月下旬から始まり、11月14日にはシングル『時計台の鐘』も発売された。初期から直近までの代表曲が勢ぞろいするセットリストが今回のツアーの醍醐味だが、回を重ねるごとに発売されたばかりの新曲が鮮やかな存在感を放っている。ツアーはあと2回を残すのみとなったが、これからライブをご覧になる方、またはツアー序盤の千葉や京都のライブを観て、最終日までにあともう1回見る予定の方は、進化を遂げた新曲の映えっぷりにも注目だ。
【eastern youth 極東最前線/巡業 ～石の上にも三十年～】
9/23（日）千葉 LOOK
9/29（土）京都・磔磔
9/30（日）金沢 GOLD CREEK
10/6（土）札幌 cube garden
10/27（土）仙台 CLUB JUNK BOX
10/28（日）盛岡 the five morioka
11/3（土）新潟 CLUB RIVERST
11/4（日）長野 LIVE HOUSE J
11/10（土）福岡 DRUM Be-1
11/23（金・祝）広島 4.14
11/24（土）岡山 ペパーランド
12/1（土）大阪・梅田CLUB QUATTRO
12/2（日）名古屋 CLUB QUATTRO
12/8（土）渋谷 TSUTAYA O-EAST
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